シリコンインプラント豊胸

シリコンインプラント豊胸は、シリコン製のインプラント(人工乳腺)を挿入することで胸を大きくする手術です。現在用いられるシリコンインプラントは、安全性や耐久性の高さが認められており、万が一破損しても中身が漏れ出すことはありません。

シリコンインプラント豊胸は下記のような方に向いています。
・大幅にサイズアップしたい(2〜3カップ)
・メリハリのある胸になりたい
・生まれつき胸が小さい
・胸が垂れている
・半永久的な効果を得たい

シリコンインプラント豊胸には、切開する位置や挿入方法にいくつか種類があるため詳しく説明していきます。

シリコンインプラント豊胸の手術の流れ

①麻酔
手術は全身麻酔で行います。眠っているうちに手術が終わるため、痛みは感じません。

②切開

【イラスト:切開する場所】



ワキ、乳輪、乳房の下のいずれかを3〜4cmほど切開して、シリコンインプラントが入るスペースを作ります。ワキの下の傷跡はシワと同化していくため、他の切開部位と比較しても目立ちにくく、アンダーバストが細い方でも挿入することが可能です。

乳房下縁の場合はアンダーバストの位置に沿って傷ができます。しかし、サイズアップしたバストの下にできるシワに隠れるため目立ちにくく、胸がある程度の大きさであれば時間の経過とともにほとんどわからない傷になります。乳輪周囲から挿入した場合は、乳輪と周辺皮膚の境目がくっきりして不自然さは生じますが、こちらも時間の経過とともに傷跡は落ち着きます。

③シリコンインプラントの挿入
インプラントを入れる深さには大きく分けて、乳腺の下に入れる方法と大胸筋の下に入れる方法があります。挿入位置は、患者様の体型や使用するシリコンインプラントによって変わってきます。

【イラスト:挿入位置】



●1. 乳腺下法
乳腺の下にシリコンインプラントを挿入します。胸が元々大きい人に適しており、柔らかい、谷間ができやすい、痛み・ダウンタイムが他の挿入方法と比べて軽いなどのメリットがあります。ただし、痩せ型の方が行うとシリコンインプラントの輪郭が浮き出やすく、目立つ可能性があります。

●2. 大胸筋下法
大胸筋の下にシリコンインプラントを挿入する方法で、大胸筋がインプラントの表面を覆うことから皮膚の上から見ても形がわかりにくくなります。そのため、痩せ型の方や胸が小さい方でもシリコンインプラントの輪郭が目立ちにくく、自然な仕上がりになります。しかし、筋肉の下を剥離してから挿入するため、乳腺下法に比べると痛みが強く、ダウンタイムが長くなる可能性があります。

④縫合
最後に、傷跡がきれいに治るように丁寧に縫合します。手術は1〜2時間ほどで終了します。

シリコンインプラントの種類

シリコンインプラントは、形・質感・大きさをお選びいただけます。一人ひとりの体型やご希望に合わせたものを提案します。

●形

【イラスト:シリコンインプラントの形】

シリコンインプラントの形には、ラウンド型とアナトミカル型の2種類あります。ラウンド型はおわん型で、しっかりボリュームを出して谷間を強調することが可能です。

アナトミカル型はしずくのような形で、自然な形に仕上がります。デコルテが痩せている方やかなり痩せ型で胸がほぼない方は、ラウンド型では不自然になるためアナトミカル型が適しています。

●質感

【 写真:シリコンインプラントの質感】 シリコンインプラントの質感

シリコンインプラントの質感には、スムースタイプとテクスチャードタイプの2種類があります。

スムースタイプは、表面がツルツルしています。カプセル拘縮を起こしやすいとされているため、術後はご自身でのマッサージが欠かせません。カプセル拘縮とは、シリコンインプラントに異物反応を起こすことで周囲に被膜ができ、硬くなってしまう症状です。

テクスチャードタイプは、表面をザラザラさせて表面積を増やすことで、カプセル拘縮が起こりにくくなっています。術後のマッサージが不要でわずらわしさがなく、現在はテクスチャードタイプを使用するケースが大半です。

術後の注意点

●シリコンインプラント豊胸で起こりうること
術後に腫れ、内出血、感染、血腫、傷跡、左右差、カプセル拘縮(胸が硬くなる)、リップリング(シワや凸凹ができる)などが生じる可能性があります。

傷跡については、3〜6ヶ月ほどかけて徐々に薄く目立たなくなっていきます。カプセル拘縮、リップリングについては、患者様に適した方法、適した種類のシリコンインプラントを選び、細心の注意を払って手術を行うことで防いでいます。

●日常生活における注意点
シャワーは当日から可能ですが、胸を濡らさないように下半身のみにしてください。入浴は抜糸後(術後1週間ほど)から可能です。長風呂やサウナ、飲酒などの血行が良くなることは、腫れや痛みが落ち着いてからにしましょう。胸が揺れるような運動や重い荷物を持つことも、1ヶ月ほどは控えてください。

また、腫れや痛みがある間はゆったりとした服装することをおすすめします。下着については、ワイヤー入りブラジャーは半年ほど避けてください。ノンワイヤーのブラジャーやカップ付きインナーを着て、胸を締め付けないようにお願いします。

CZEN GINZA CLINICの
シリコンインプラント豊胸へのこだわり

●日本形成外科学会専門医のドクターが担当
当院は「真正かつ良質な医療」を提供するため、日本形成外科学会専門医の資格を持つドクターのみが手術を担当しています。形成外科領域で乳房の形成や再建も行なってきた経験を活かし、審美性と機能性のどちらも追求することが可能です。

また、当院では「素顔でもわからないほどに美しい傷跡」を追求してきた形成外科専門医が丁寧に細やかに縫合を行います。使用する針や糸も厳選し、傷跡が早く目立たなくなるように配慮しています。

診察からアフターケアまで確かな知識と経験のある専門医が対応するため、万が一トラブルが起きた際も迅速な処置を受けられます。

●術前の徹底したシミュレーション

【画像:ベクトラH2によるシミュレーション】 ベクトラH2によるシミュレーション

診察では、高解像度3Dカメラ「ベクトラH2」を用いて術前のシミュレーションを念入りに行います。半永久的に持つシリコンインプラント豊胸だからこそ、患者様の理想のイメージを事前にしっかり共有することを重視しています。細かいご要望もお伝えください。

また、将来的にお子さん持つことを検討している方は、出産・授乳でバストの大きさや形が変化する可能性があります。妊娠前にシリコンインプラント豊胸をしても授乳には影響しませんが、卒乳後に行なったほうが良いケースもあるため、手術のタイミングについてもお気軽にご相談ください。

シリコンインプラント豊胸の料金

施術名 料金(税込)
シリコンバック豊胸 motiva エルゴノミクス 1,320,000円

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