脂肪注入豊胸

脂肪注入豊胸とは、患者様自身のお腹や太ももなどから吸引した脂肪を胸に注入することでバストアップする手術です。脂肪注入豊胸は下記のような方に向いています。

・柔らかく自然に胸を大きくしたい(1〜2カップ)
・豊胸と部分痩せの両方をしたい
・体に十分な脂肪がついている
・シリコンインプラントの挿入に抵抗がある
・授乳後にしぼんだ胸のハリを取り戻したい

脂肪注入豊胸は自身の脂肪を使用するので安全性が高く、自然な見た目や触り心地が得られるため、とても人気の高い施術です。

脂肪注入豊胸の手術の流れ

脂肪注入豊胸の大まかな流れについて説明します。
①麻酔
手術は全身麻酔で行います。意識がないうちに手術が終わるため、痛みは感じません。

②脂肪の採取
患者様自身の脂肪を採取します。繊維質の少ない柔らかい脂肪が脂肪注入に適しているため、基本的にお腹や太ももの内側の脂肪を吸引します。
当院では傷跡が目立たないように配慮しています。お腹であればおへそ、太ももであれば鼠蹊部の2箇所を数mm切開して、カニューレと呼ばれる細い吸引管を挿入して脂肪を吸引していきます。

【イラスト:傷跡ができる位置】

傷跡ができる位置

③脂肪の不純物を除去

【写真:脂肪の処理】

採取した脂肪を専用の遠心分離機にかけ、不純物を取り除きます。使用するのは高純度の良質な脂肪のみです。

④脂肪注入
細い注射器で脂肪を胸に注入していきます。脂肪を塊で注入してしまうと生着せずに壊死して、しこりになるリスクが高まります。そのため、当院では脂肪を少しずつ満遍なく入れる「マルチプルインジェクション」という方法で注入します。

【イラスト:マルチプルインジェクション】 マルチプルインジェクション

脂肪を多く注入すればその分大きくなるわけではありません。入れすぎると栄養が行き届かずに壊死してしまうため、注入する量は片胸150〜250ccが目安です。

胸の大きさが左右で異なる方や漏斗胸の方なども、できる限りお悩みをカバーできるように注入します。

脂肪注入豊胸で知っておくべきポイント

●生着率は50%程度
個人差がありますが、注入した脂肪の生着率は50%ほどが目安です。脂肪が生着するまでは3〜6ヶ月ほどかかりますが、一度生着すると半永久的に残ります。

術後に痩せてしまうと胸の脂肪が落ちてしまうため、手術の前から栄養をしっかり摂取して体重を落とさないように気をつけてください。また、タバコは脂肪の定着率に影響を及ぼす可能性があるため事前に禁煙することも大切です。

●1回で2〜3カップ以上の変化は難しい
体型によっても変わってきますが、胸を2〜3カップ以上しっかり大きくしたい場合は1回の手術では困難です。採取できる脂肪が十分にある場合は、半年ほど期間をおいて2回目を行うと希望のサイズまで大きくすることは可能です。

脂肪が少ない方や1回の手術で大きな変化を得たい場合は、シリコンインプラント豊胸が適しています。

術後の注意点

●脂肪注入豊胸で起こりうること
胸には、術後に腫れや内出血、感染、左右差、しこりなどが生じる可能性があります。しこりについては、採取した脂肪の処理や注入方法にこだわり、できる限り生じないように工夫をしています。

脂肪吸引をした部分には、腫れや内出血、感染、拘縮(硬くなる)、凸凹感、傷跡などが生じる可能性があります。傷跡についてはきれいに治るように丁寧に縫合しており、3〜6ヶ月ほどかけて徐々に薄く目立たなくなっていきます。

胸も脂肪吸引をした部分のどちらも、大きな腫れは2週間ほどで引いていきます。術後のアフターケアは無料のため、気になる症状がありましたらご来院ください。

●日常生活における注意点
シャワーは翌日から、入浴は脂肪吸引をした部分の抜糸後(術後1週間ほど)から可能です。長風呂やサウナ、飲酒などの血行が良くなることは、腫れや痛みが落ち着いてからにしましょう。

また、腫れや痛みがある間はゆったりとした服装することをおすすめします。下着については、ワイヤー入りブラジャーは3ヶ月ほど避けてください。ノンワイヤーのブラジャーやカップ付きインナーを着て、胸を締め付けないようにお願いします。ニップレスを使用しても良いでしょう。胸を圧迫しないためにも、うつぶせ寝をしないように気をつけてください。

胸についてはマッサージを控える必要がありますが、脂肪吸引をした部分は拘縮を和らげるためにマッサージしていただいて構いません。

CZEN GINZA CLINICの
脂肪注入豊胸へのこだわり

●日本形成外科学会専門医のドクターが担当
当院は「真正かつ良質な医療」を提供するため、日本形成外科学会専門医の資格を持つドクターのみが手術を担当しています。形成外科領域で乳房の形成や再建も行なってきた経験を活かし、審美性と機能性のどちらも追求することが可能です。

また、当院では「素顔でもわからないほどに美しい傷跡」を追求してきた形成外科専門医が丁寧に細やかに縫合を行います。使用する針や糸も厳選し、脂肪吸引の傷跡が早く目立たなくなるように配慮しています。

診察からアフターケアまで確かな知識と経験のある専門医が対応するため、万が一トラブルが起きた際も迅速な処置を受けられます。

●ハイブリッド豊胸にも自信あり
当院は、シリコンインプラントと脂肪注入を組み合わせた「ハイブリッド豊胸」にも対応しています。ハイブリッド豊胸では、シリコンインプラントでボリュームを出しつつ、その輪郭が浮き出ないように脂肪注入で境界線をなだらかにして、デコルテから胸にかけてのラインをより自然に仕上げることができます。

【イラスト:ハイブリッド豊胸(乳腺下法の場合)】 ハイブリッド豊胸(乳腺下法の場合)

ハイブリッド豊胸であれば胸の大きさと自然な感触の両方を叶えられるうえに、脂肪吸引で部分痩せもでき、全身のスタイルアップが可能です。特に痩せ型で脂肪が少ない方は、脂肪注入豊胸だけでは希望される結果につながらない場合があり、ハイブリッド豊胸が適していることが多いです。1回の手術でできる限り満足いく仕上がりになるよう、一人ひとりの全身の状態を診察したうえで適した豊胸術を提案します。

●術前の徹底したシミュレーション

【画像:ベクトラH2によるシミュレーション】 ベクトラH2によるシミュレーション

診察では、高解像度3Dカメラ「ベクトラH2」を用いて術前のシミュレーションを念入りに行います。女性として自信を持ちたい胸だからこそ、患者様の理想のイメージを事前にしっかり共有することを重視しています。細かいご要望もお伝えください。
また、将来的にお子さん持つことを検討している方は、出産・授乳でバストの大きさや形が変化する可能性があります。妊娠前に脂肪注入豊胸をしても授乳には影響しませんが、卒乳後に行なったほうが良いケースもあるため、手術のタイミングについてもお気軽にご相談ください。

脂肪注入豊胸の料金

施術名 料金(税込)
脂肪注入豊胸 1,320,000円~

※ 脂肪吸引代金込みです。

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